障害年金受給事例
傷病名:自閉スペクトラム症
等級:障害基礎年金2級
年齢・性別:40代女性(熊本県北在住)
事例の概要
幼少期から友人がおらず、小学校に入学しても一人でいることが多かった。
そのまま高校まで普通学校に通学し、卒業後は専門学校に入学したが、馴染めなかったため退学した。
その後就職したが仕事が長続きせず、仕事を転々としていた。
20代で結婚し子どもをもうけたが、その後離婚。
離婚後から気分の落ち込みが激しくなり、部屋に引きこもるようになる。
子どもの世話も両親に任せきりになり、何もすることができなくなった。
インターネットで自分の症状が自閉スペクトラム症に似ていると思い、両親とともに受診。
なかなか自分に合う病院が見つからず、病院を数件転院した後、現在の主治医と出会い定期的に通院している。
現在の病院に入院していた時に、他の入院患者から障害年金のことを聞き、LINEにて相談される。
初診の病院が廃院となっていたが、2つ目の病院のカルテに初診日の記載があったため参考資料として提出。
障害認定日時点では通院していなかったため、事後重症での請求となった。
請求結果・年金額
請求から約3か月後。障害基礎年金2級の決定通知が来た。
年金額は約80万円。
感想
初診の病院が廃院となっていたため初診日の証明に難航するかと思いましたが、2つ目の病院のカルテに初診日の記載があったため証明することができました。
現在もまだお仕事はされていませんが、徐々に外出されるようになり、子どものためにもそろそろ仕事をしないといけませんねとおっしゃっていました。
無理のない程度に、子育てもお仕事もされてくださいとお声がけをしました。